VW ゴルフトゥーラン
新宿区のお客様から当店においては4度目の車検のご依頼をいただきました。
初度登録からの経過年数は13年で走行距離は104,000kmです。
今回の車検では決定的な車検NG箇所はありませんでしたが、経過年数や走行距離により劣化や痛みが出始めている部分をメンテナンス(お手入れ)することになりました。
フロントブレーキパッドの磨耗に左右差が見られます。
ブレーキパッドの磨耗が限度に達した時に警告灯を点灯させるパッドセンサーは左フロントの内側パッドに付いていてセンサーはまだローターに接触していません。
しかしパッドセンサーの付いていない右フロントの内側パッドは警告灯が点灯するレベルまで磨耗していました。
これはブレーキ装置の故障というわけではなく、長期間使用してるうちにスライド部分に錆が出たりゴムのシールが硬化してピストンの戻りが悪くなったりと機能の低下によるものです。
この状態でもブレーキの片効きや制動力低下などの不具合は発生していませんので車検は取れてしまいます。
対策としてはブレーキパッド交換だけではなくブレーキキャリパーのスライドピン錆落とし、ピストンシールの交換まですることが望ましいメンテナンスとなります。
予算のご都合でスライドピンの錆落としで様子を見つつ後の機会にピストンシール交換(キャリパーのオーバーホール)を考えていただくことに。
次にフロント・ロアアームのブッシュに所々深い亀裂が出始めていました。
黒いゴムの部分の亀裂が進行して断裂すると足回りにガタが出て車検も取れなくなります。
まだ長く乗るつもりとのことなので不具合が出る前に交換することになりました。
部品代の安い優良社外部品を利用すると費用節約になります。
エンジンオイルとオイルフィルター交換、ブレーキフルード交換も基本的なメンテナンスとして重要な項目です。
ゴムが固くなって跳ね飛びを起こしていたワイパーブレードも交換しました。
これらの交換作業は車検NG箇所の修理ではないので、おすすめメンテナンスとしてお客様にご提案し、ご承諾をいただいて実施いたしました。
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