新車から10年、7万km走行したエンジンのシリンダーヘッドです。
使用年数と走行距離のわりには隅々まで綺麗な状態ですね。
距離や使用期間に応じて適切なオイル交換をしている事が見て取れます。
対して、オイル交換を一切せず、油圧警告灯が点灯するまで使用して警告灯が点いたら
一番安いオイルを補充する。
という使い方をしてきたエンジンのシリンダーヘッドは・・・↓
黒い物体は全部カーボンです。
車種は違いますが、同じく7万数千km走行後のエンジンです。
堆積したカーボンがオイルの流れを悪くして複数の箇所に潤滑不良の不具合が出ていました。
現象としては
ガシャガシャ、カタカタ エンジンの音がうるさい。
マフラーから大量の白煙
時々排気温度の警告ランプが点灯
ここまで酷い状況ですとエンジン載せ換え、触媒交換が効率の良い修理と言えますが、中古部品を使っても結構な金額になります。
エンジンオイルは5000kmごとに交換。
あまり乗らない方でも1年に1回くらいは交換をおすすめします。
この程度のオイル管理で画像のような事は防げます。