ダイハツ・タント(平成16年式L350S) 板橋区のお客様
オイル漏れがないのにエンジンオイルが減るという症状があり、しばらくオイルの補充を繰り返していた車です。
原因はターボチャージャーのオイルシールの劣化で、オイルが吸気側に漏れて吸入空気と一緒に燃えてオイルが減るという症状でした。
この症状は現象としてマフラーから白煙が出ます。
症状の軽い最初のうちは暖機運転中の水蒸気と同じようにエンジンが暖まると白煙とは気が付かない程度の排ガスです。
エンジンの調子も普段と変わらなく感じるので、初期段階ではほとんどの人が気付きません。
そのうちエンジンが暖まっても白煙がモアモアと出続けるようになり、さらに悪化するとアクセル開度に比例して白煙モクモク状態になります。
高速道路での加速や急勾配の登坂時などは白煙で後が見えなくなるほどです。
ターボチャージャーのオイルシールを交換するにはバラバラに分解していろいろな部品を外すのでほとんどの部品を取り替えることになります。
こんなときは再生部品(リビルト部品)を利用すると短時間で安く直すことができます。
エンジンオイルがシリンダー内で燃えていたのでスパークプラグも大変汚れていましたのでスパークプラグも交換しました。
その他で影響がでるところは触媒が目詰まりすることがありますが、予算の都合で様子見といたしました。
触媒まで交換となると高額になりますので、マフラーから白煙に気付いたら早めにご相談ください。