BMW E53 X5 ウォーターポンプが壊れる前兆の異音の事例です。
1.朝一のエンジン始動時に数秒間キュルキュル音が出た。(ベルト鳴きと同じような音)
2.1週間ほど後、キュルキュル音がキリキリ音に変化。(音の出ている時間も長くなった)
ここまでは朝一の始動後、数秒から数十秒だけ音が出るという症状だったので、キュルキュルからキリキリへ音が変わったことも含め、あまり気にしてなかったとのこと。
3.さらに1週間ほど経ったある日、走行中にガラガラガラと大きな音が出て(音が出続けて)クーラントレベルの警告メッセージが出た。
直ぐに路肩に寄せてレッカーを手配し入庫されたのでオーバーヒートせずに済んだようです。
入庫後ボンネットを開けてみるとウォーターポンプのプーリーに大きなガタが出ているのが直ぐにわかりました。
ウォーターポンプのベアリング破損が原因であると判明。
冒頭の異音発生~音の変化の経緯は入庫時にお客様からお聞きしたものですが、これをE53 X5のウォーターポンプ故障の前兆と言ってよいでしょう。
数秒間といえどもいつもは出ない音が出て、同じことが続いた場合は早めに点検されることをおすすめします。
E53 X5のウォーターポンプにはサーモスタット、水温センサー、ウォーターホースが5本が接続されていますので、これらも同時交換したほうが無難です。
部品点数も多くなりますので全て優良社外部品を利用して修理費用の軽減をいたしました。
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