日産フーガ350GT(PNY50)のお客様からエンジンチェックランプが点灯したので点検してほしいとのご依頼をいただきました。
走行中気が付いたら点灯していたけれど調子が悪いわけではなく普通に走行できたとのことです。
診断機で調べてみるとV型エンジンの右側触媒前のO2センサーのヒーター回路に故障がありました。
O2センサーは低温時では排ガスの酸素量をうまく測れないのでヒーター回路が設けられています。
走行中にヒーター回路がダメになった場合、すでに排気ガスでセンサーが温められていて正常な測定をしているため普通に走行出来たのではないかと思います。
冷間時のエンジン始動直後はいつもより振動が大きく感じるかもしれません。
6気筒エンジンでO2センサーが4個付いている場合は1個のヒーター線断線くらいでは異常と感じるほどの振動は出ないのかもしれません。
いずれにせよO2センサーの異常を放置すると触媒までダメになることも考えられますので、チェックランプ点灯の場合は早めに点検し対処することをおすすめします。
断線した右がわ触媒前のO2センサーを交換し、故障コードを消去して修理完了です。