フロントガラスのウィンドーウォッシャー液とワイパーの作動は、運転中の視界確保という安全性に関わる機能という事で、車検場で検査を受ける項目になります。
ウォッシャー液が全く出ないのはもちろん車検は取れませんが、装着されたノズルの全てから噴射されないとそれでけでも車検が取れない事もあります。
たいがいの場合、針でつついて掃除すると出るようになるのですが、タンクからノズルまでの間のどこかで詰まりがあると少しやっかいです。
画像の事例はウインドーウォツシャーをあまり使わない方に起こりやすい不具合です。
車検の事前点検でウォッシャーを作動させたところ、モーターは作動しているのに噴射がない。
液が空なのかとタンクを見たところ、液量は充分あります。
ところが、液面になにやら浮遊物が・・・キャップはしっかり閉まっていたので、タンクの口からゴミが入った訳でもなさそうです。
なんだろう?と覗こうと顔を近づけると・・・
臭い!!!!
水が腐っていたのです。
浮遊物は外からの異物混入ではなく、腐った水から発生した藻(?)のようなやつみたいです。
手動ポンプで汲み上げてみると、水全体がとろみというか、ヌルヌルしています。
ウォッシャーポンプの吸い込み口は藻のようなものでつまっていました。
幸いポンプに損傷は無く、全て洗浄して元にもどりました。
ウォッシャータンクに水だけを使用している方、結構多いと思いますが、長期間使用しないでいるとこのような事が起こるかもしれませんよ。