輸入車は全般的にローターの減りが早いので、ブレーキパッド交換の際はローターも一緒に交換した方が理想的であり、無難でもあります。
予算的な都合やローターがまだ使用限度を過ぎてなければパッドだけの交換となりますが、こういう時はパッドの面取りという作業を行います。
ローターの内周と外周は磨耗せず新品の厚みが残っているので新しいパッドをそのまま付けると、両端の部分だけ当たりが強くなるので強烈なブレーキ鳴きが発生します。
黒板に爪を立てて引っかくと嫌な音がするのと同じ理屈です。
この部分を削り取っておけば両端だけ当たらなくなるので、不快な音は防げます。
削り取るといってもこの程度の範囲なら制動力や制動距離に影響は出ないので大丈夫です。