「ハンドルを切るとギギギって音が・・・大きな音なので心配です。」
R50ミニクーパーのお客様から連絡がありました。
ボンネットを開け、アイドリング状態でお客様にハンドル操作してもらったら原因はすぐにわかりました。
この車のフロントサスペンションはハンドル切れ角に応じて回転する構造なので、真ん中にベアリングが仕込まれています。
ベアリングがダメになるとギギギっていう音がでたり、ハンドル操作時に抵抗が出たりします。
このベアリングがあるアッパーマウントという部品を交換すれば直ります。
アイドリング状態でボンネット内をチェックしている時にベルトテンショナーからもキリキリという音が出ていることに気が付きました。
この部品も回転する部分があるのでベアリングがあり、ガタが出ているようです。
放っておくとベルト切れを起こすのでテンショナーとベルトも交換することに。
さらにテンショナー交換作業中にクランクプーリーの異常も発覚!
黒い部分はエンジンの回転の振動を吸収するためにゴムが圧入されているのですが、経年劣化で硬くなったり、変形したり、画像のようにちぎれたりします。
この現象もベルトの偏磨耗や切れの原因になるので一緒に交換です。
ベルト、ベルトテンショナー、クランクプーリーを交換して音も振動も静かになりました。
このR50は新車から12年経過したのでいろいろ劣化部品が多くなってきたようです。
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